ジャズバーでレコードを聴いた
近所のジャズバーに連れていってもらった。
ジャズバーに行くのは数度目。
初めてのお店なので、様子見を兼ねて。
まだ引っ越して数ヵ月、土地勘が無いので、駅前にあるのは有難い。ここなら、一人でも迷わず行けそうだ。
このジャズバーでは、自宅のレコードを持ち込みでかけられる日、を作っていた。
(他のお店でも持ち込めばかけてもらえるのかもしれない。一般的にはお店のレコードをリクエストするスタイルが普通だと思う)
とはいえ、私たちはレコードを持っていないので、他のお客さんのレコードを聴くことにした。
お客さんは、私たちの他に一組。その方のレコードはなかなかコアな感じ。(独特だけど悪くない)
けど、かけたらさっさと帰ってしまった。
私たちはレコードを持っていないので、お店のレコードを聞かせてもらった。家にあるCDと同じアルバムをお願いした。わざわざ頼まなくてもいいかなと思ったけど、
レコードの音って独特…けっこう良かった。
お気に入りのCD
A Portrait Of Thelonious (ア・ポートレイト・オブ・セロニアス)
Bud Powell(バド・パウエル)
好きな曲
There will never be another you
(ゼア・ウィル・ネヴァー・ビィ・アナザー・ユー)
(和訳:あなただけを)
※確か、学生時代に大学生協で投げ売りされていたのをたまたま買った(大学にジャズ研があったから?)
曲自体は、家でもよく聞いている。そらで口ずさめるくらいに覚えている。わざわざリクエストしなくてもいいと思ったけども…
家で聴くのとは違うと感じたのは、部屋全体に広がる音、お店の雰囲気が与える彩り。薄暗くて、小さめのグランドピアノがあった。
なんだか、知ってる曲なのに、初めて聴く曲のように感じた。曲に湿り気があって、ガサガサしていて、どっしり構えていた。
同じ音楽でも、場所が変わると、聴き方が変わると違う音楽になる。場のもつ力を実感した。
改めて家でCDをかけたら、なんだか軽い感じと、聴き慣れた安心感があった。不思議な瞬間だった。
落ち着いたら、またジャズバーに行ってレコードにどっぷり漬かってみたい。