いろいろ挑戦

いろんなことに挑戦したり、その時の失敗や、感じたことをまとめています。

知財検定3級の受かり方

先日、知財検定3級(知的財産管理技能検定3級)を受けました。受かりました。

なお、元開発系なので特許関係の研修を受けていて知識も多少ありましたが、実務は当時の会社の知財部門が引き受けてくれていたので未経験でした。
それに、研修を受けたのだって若かりし頃の思い出。

今回の試験でも、あやふやな記憶なんてアテにならない、と実感もしましたが…
とりあえず受かった。勝てば官軍です。

申込から試験までにしたことは以下

①試験範囲の確認

試験範囲を知るためにも必ず読みます。

この段階では内容とかはわかってなくても良いです。
なんだかそんな感じのことが出るのね~程度の認識でもいい。全体像が掴めたらそれで良いです。

わかるまで、ここに丸一日かけても構いません。

②公式テキストを読む

全体を掴むため、まずは目次をしっかり読みます。
次に、全ページにさらっと目を通します。
この辺りで、試験とテキストとの繋がりが見えてくるかもしれません。

そして、頭から最後まで拾い読みをします。
読みやすいページと読みにくいページが出てくると思います。それで構いません。

そして、頭からor読みたいところから、熟読してゆきます。わからない単語や説明があれば、わかるまで調べましょう。
時間をかけすぎても仕方ありません。どうしてもわからないところは、「あとで確認」わかるように付箋や線引きなどして次に進みます。

私の場合、特許と意匠、実用新案、商標はほぼノーマークでいけました。著作権種苗法はあやふやだったので、そこそこ時間がかかりました。
費やした時間は1日30分~1時間、1ヶ月程。平日のみ勉強しました。確認問題も全て解いています。

②アップロード社の過去問を1周解く

本当は2~3周は解くと良いのでしょうけど、私の場合は過去問集着手したのが試験少し前だったので、1周しか出来ませんでした。笑

季節の変わり目に試験勉強なんてめんどいな~と放置した結果です。その結果、試験前日や当日は気持ちが焦ってしまっていました。精神的に良くないので、過去問には早めに手をつけましょう。

試験問題は選択式です(四択)。実技は計算があります。
選択式は、選ぶだけでなく、全ての選択肢の○✕を考えて書き込みながら解きます。間違っていると思う箇所に線を引いておき、後から回答を見て自分の考え方が合っていたか確認します。

全くわからない設問は、何がどうわからなかったのかメモしておくと役に立つかもしれません。

実技の計算は日付に関するものなので(それ以外のケースもあるかもしれませんが)、タイムラインを書く癖を付けておくと良いかもしれません。

経産省特許庁)のサイトでも計算できた気がする。拒絶理由通知が出た時の応答期限の日付を計算するページがあるはず。
(3級の試験ではもっと大枠な計算問題が出ました)



大事なこと

テキスト・過去問は最新版を用意しましょう。

法律の試験は最新動向が大切です。知財検定はいつまでの改正が試験に出るのが、日付が公式サイトに乗ってるので必ず確認してください。

古い版でも良いのは、改正情報が頭に入っている実務者や法律に詳しい方です。もしくは、出版社がリリースする改定内容を全部確認出来る方。
(そんな間違い探しのようなことが出来るなら、勉強しなくても受かるでしょうけど…)

特に、知識なしから勉強するなら最新版が必須。ここはケチってはいけません。




オススメ
(昼間に時間の取れる方向け)

3級受験者向けに公式の無料解説セミナーが開かれることがあります。
試験問題の解説ではなく、知財制度の説明と、その中で3級で問われる知識の解説をしてくれるものです。私は1度だけ参加しましたが、講師へ質問もできたりと理解が進むと思うのでオススメです。